当社の施設運営において、どうすればコールシステムをシンプルかつ低コストで運用できる仕組みにすることができるのか、ということは近年の課題でした。技術の発展に伴って進化した最新のコールシステムでは、入居者様もスタッフも難しい操作や知識が必要となり、導入しても使いこなせない可能性が高く、コスト面でも、多機能に比例して導入経費や運用経費も高くなる傾向があったため、導入を躊躇せざるを得ない状況でした。
　そんな中で、ヤマケンシステムズ（旧：山田電建）さんと出会い、悩みを共有させていただいたところ、その解決策として提案いただいたのがケアコネクターの仕組みでした。
　施設が本当に必要とする機能にしぼったシンプルな操作性をアプリで実現し、高額になりがちな専用装置を使わずに市販のスマートフォンやタブレットを活用する仕組みは、こんな仕組みがあれば使いたいのにとイメージしていた機能と費用感に最も近い内容でした。
　また、新しい仕組みを具体化していく際には、自分たちが考えたアイデアをスピーディに取り込んで反映してもらえたのも、とても楽しい体験でした。改良するのは想像以上に大変な作業とお聞きしていますが、今後もどんどんアイデアを発信するので、ぜひケアコネクターに取り込んでいただきたいです（笑）。